合同会社サンドボックスが開発して、細々と運営しているクラウド日報システム Nipoのホームページアクセスが最近伸びています。
5月の連休明けくらいから、日によって300PVを超えたりする日もありアクセス数がふえたと肌で感じています。検索エンジンからのアクセスが1日に100を超える日も多くなってきました。
いよいよ時代が追い付いてきましたね(笑
ホームページの検索順位が上がった
アクセス数を増やしたければ、Googleの検索順位で上位に来るか、多額の広告費を投じることで実現できます。最近広告費をかけるのは無駄だと感じて、広告は止めました。
Nipoのアクセス数が増えたのは、グーグルの検索結果の順位が上がったことが要因だと思います。少し調べてみたところ
「日報アプリ」で1~4位くらい
「日報クラウド」で1位
「日報システム」で6~8位くらい
「日報 スマホ」で1位
「日報 pdf」で1位
「日報 集計」で2位
想定したキーワードで上位に食い込めるようになってきました。「日報」単ワードはさすがにランク外ですが。競合が少ないのもありますが、リニューアルから1年で思った以上の成績です。
SEO対策はあまり意識しない方がいい。ユーザの利益だけを考える
昔は結構SEOの本とか、Webサイトとか読み漁ったんです。タイトルにキーワードを入れろとか。meta keywordsはあまり役に立たないとか。strongタグでキーワードを強調しろとか。
ある日1冊の本を買って、そこで読んだ内容に共感を覚えてから、その本に書かれていることを忠実に再現しました。
さて、話を戻しますが、その本で書かれていたことは
「ユーザの利益を最大限に考えること」ということでした。ほかにもいろいろ書いてありますが、一言で表せばこれです。
Nipoのサイトではこの本を読んだ後、いろいろ大改造をしました。それが順位に反映されたのかどうかはわかりませんが。やったこととその根拠をつらつら書いてみます。SEO専門家じゃないんで間違ってたらごめんね
超高速のワードプレステーマにする
ホームページのロード速度は遅いより早い方がいいに決まってます。おしゃれなアニメーションや綺麗な背景の写真は全てホームページ制作者の自己満足です。
ユーザは早さを求めています。ロードに10秒かかるより、ロードに2秒しかかからないホームページの方が見たいに決まっています。特にスマホではAMPという超高速にホームページを表示する仕組みがあります。WordperssでAMPに標準で対応しているテーマは少ないですが、日本人が作成したCocoonというテーマはAMPに標準で対応しており、超軽量・超高速でロードされるため、かなりおすすめのテーマです。しかも無料です。
ページ数を増やすのではく、ページの内容を増やす
世の中、PVにやたらこだわるサイトが多くあります。そういうサイトは、1つの記事を5ページの細切れにして(いわゆるページネーション)ページの遷移をユーザに強います。わたしこれ、大っ嫌いなんですよね。1つの記事で5PV稼ぐあくどいやり方。広告の関係上仕方ないのでしょうが、これははっきり言ってユーザの為とは言えません。
特にスマートフォンは感性スクロールのおかげもあり、ちょっと長いページでも労せず最後までスクロールできます。「次のページへ」のボタンをクリックするよりはるかに楽に操作できます。
話が少し逸れました。
要は「ページの移動ができるだけ少なく済むように、1つのページの情報量を増やす」ことをやりました。
類似したページが複数あれば、1つにまとめることで、ピーク時80ページほどあったNipoのホームページは現在50ページほどに圧縮されています。ページが多いと正直言って、管理者でもどこに書いたのか忘れます。自分ですら目的のページを見つけられないんだから、そりゃ新規で来たお客さんが見つけられるわけがないんですよね。だからこそ、ページ数を無駄に増やすことはやめました。その分1ページの量は増え、多いページでは5000文字を超えるページも出てきましたが、そのページに情報が網羅してあり、無駄なページ遷移がなく利便性が高いです。当然、目次も付いています(前述したCocoonテーマは目次も標準サポート)
ページ内リンクやサイト内リンクを多く張る。見つけたい情報をすぐ見つけるため
サイト内リンクって本当に重要です。SEO的にかどうかはわかりませんが、利便性を確保するためには絶対必要です。補足や関連があるものにはできる限りのサイト内リンクを張るように心がけました。すぐに目的の場所を見つけられるように、idで指定して #idnameでピンポイントで飛べるようにしています。1ページが長い場合は特に重要です。
キーワードは意識しない。言いたいことを書くと自然とキーワードは勝手に出てくるものだ
キーワードを意識すると、文章が結構不自然になります。無理やりH2タグに「日報」というキーワードを詰め込みたくて、大見出しが不自然だったり、読みにくいようになってしまいました。
Googleは1ページではなく、サイト全体を評価してそのサイトの方向性を評価するため、1ページでキーワードを使ったってあまり効果はないでしょう。記事の書き直しでできるだけキーワードを意識せずに書き直しました。段落や見出しは記事の見通しをよくするための区切りくらいの感覚です。
更新をすること。誰も1年前の情報に興味などない
何か検索したとき、1つは3年前に書かれた記事。もう1つは3ヶ月前に書かれた記事がありました。どっちを読みますか?
情報には鮮度があり、鮮度を過ぎた情報は危険です。時代遅れで済めばいいですが、中には「間違った情報」に変わることもあるからです。
情報が変わったらできるだけ早くホームページを更新します。同じページを何度更新してもいいです。とにかく最新の情報を発信するように気を付けました。どうしても間に合わない場合もありましたが、手の空いたタイミングで修正をしています。古い情報は誰も望みません。ユーザは新しい情報を求めています。
参考にしたWebの本
沈黙のWebライティングという本を参考にしました。漫画風に描かれてて、割とサクサク読めます。読み物としても面白いです。
個人的にはとても勉強になりました。無料でネットでも読めるし、気に入れば書籍化もされています。